私の普通二輪教習の思い出です。昔のブログ記事を掘り起こしています。

以下、シリーズです。

普通二輪教習のこと①–ある日突然教習所に行ってみた
普通二輪教習のこと②–考えが甘すぎた? 引き起こしで挫折
普通二輪教習のこと③–初めてバイクに乗った!でも怒濤のオーバー
普通二輪教習のこと④–バイクが怖い!ape登場
普通二輪教習のこと⑤–卒検に4回落ちる
普通二輪教習のこと⑥–やっと合格!バイクの特性を理解する

2012−6−11

ものすごく大変だった教習のことを書いてみます。
つい最近のことだったのに遥か昔の思い出のような気がします。

■ある日突然、教習所に行ってみた

秋というにはまだ暑い9月のある日。
その日は仕事が休みで、用事でたまたま出かけており、夕方まで少し時間があいていました。
その時なぜか突然思いたったのが「バイクの免許ってどんな感じなのかな?」ということ。
そしてそのままの足で私は20数年ぶりに教習所を訪れ、すぐに入校手続きをしてしまいました。
今でもなんであの時そういう行動に出たのかよくわかりません。

■バイク禁止の家庭

そもそも私はバイクにまるで縁が無い人生でした。
親も親戚も友達も誰も乗ってなかったし、10代の頃は親から「バイクは危ない」と言われて育ちました。大学に入ってようやく「原付で駅まで通ってる」友達ができたくらい。

そんなわたしがバイクに乗りたいと(かなり真剣に)思ったのは、いまから10年以上前(30代)。しかも「交通手段のひとつとして原付を考えた」時です。自動車の免許はすでにあったので50ccの原付は乗れるわけなんだけど、とにかく自転車以外の「二輪」に乗ったことがなかったので乗れるのかが心配でした。

そこで、当時使っていたネットの掲示板で「原付に乗ってみたいんだけど、今まで乗ったことなくて怖い。どうやって練習したらいい?」という相談をしてみたんです。すると、掲示板のメンバーの答えは「教習所に行って中型の免許をとれ」でした。。。

この時に「バイク屋に行って50ccのバイクを買って、適当に教えてもらえ」ではなく、「教習所に行け」と言われたのが私にとってはすごく大きなポイントでした。相談したのが「バイク乗りの掲示板」だったので「安全に正しく乗れ」という考え方の方が多かったんです。

というわけで「このまま原付に乗る」という選択肢は消え、以後、「バイク乗るならまず教習所」という意識が刷り込まれました。子育て真っ最中な私にはなかなかそんな時間は無いと思ってそのまま時間が過ぎていってしまったのですが、、、その後、震災とかガソリン高騰など色々な出来事が積み重なって、ある日突然、教習所の前に立った自分がいました。

■入校手続きと準備

私のダンナ様は元々バイク乗りです。10代で「原付免許」「中免」をとって以来、NS1(50ccギア車)をはじめ、250cc(KATANA)や400ccのバイクに乗ってきました。結婚する前はHONDAのシャドウに乗っていて、私もヘルメットをもらってタンデムシートには乗ってました。デートは車が多かったけど(笑)

結婚後いろいろあってダンナはバイクを降りてしまいましたが、バイクがより身近になったのはダンナとの付き合いがあったからであるのは間違いありません。車に乗っている時にも、高速道路をきれいに走り抜けていくBMWやドカティを見ては「あの人は上手いね」「あのバイクは速いね」なんて話をよくするようになりました。

というわけで、入校手続きが済んですぐに私はダンナの携帯に電話しました。

「ねえ、ヘルメットってどこで買えるの?」

教習には長袖長ズボン、ヘルメット(ジェット型かフルフェイス)、手袋(軍手等)、かかとのある靴(スニーカー等)が必要とのことでした。
でもヘルメットがどこで買えるかも知らなかったんです。

いきなりこんな質問を聞かされたダンナは「なにそれどういうこと?」とびっくりしてましたが、すぐに納得してくれていっしょにヘルメットを買いに行ってくれました。実は彼も「たとえ原付に乗るにしても教習所で免許をとれ」という意見の持ち主だったんです。私も子供たちがもしバイクに興味を持ったらいきなり原付免許ではなく、小型あるいは普通二輪で教習所に通ってほしいなと思っています。

こうして、ホームセンターでジェット型のヘルメットと薄いバイク用のグローブを買い、紐靴は万が一からまると危ないからと合成皮革の「硬いブーツ」も買って、私の教習生活がスタートしました。